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タグ設定

タグは、登録した資料に自動で付与される「属性情報」です。検索するときの絞り込み条件になり、検索精度を左右するもっとも重要な設定です。手順から設計の考え方まで、このページにまとめています。

🧭タグとは何か/なぜ重要なのか

タグは、資料に自動で付けられる属性情報です。製品番号・年式・カテゴリ・担当部門など、資料を絞り込むための手がかりになります。

なぜタグが検索精度を決めるのか

AIによる検索では、意味の近さで資料を探します。この方法は便利な反面、細かな違いを区別できません。たとえば「ABC-1247」と「ABC-1147」は、人間にとっては別物ですが、AIにとってはほとんど同じものとして扱われてしまいます。

そこで、先にタグで対象を絞り込んでから、意味で探すという順番にします。母集団が小さくなれば、多少あいまいな探し方でも正しい資料にたどり着けます。この「絞り込みの取っ手」をどれだけ用意できるかが、精度を決めます。

💡 ファイル名やフォルダ階層に頼らないでください「議事録_最終版_v2_本当の最終.pdf」のようなファイル名や、フォルダの階層に情報を持たせている状態では、AIから見て絞り込みの手がかりがありません。製品番号・年式・文書種別・部門といった情報を、タグとして明示的に持たせることが重要です。

📁タグ設定画面を開く

タグはデータベースごとに設定します。

1

左メニューの「データベース管理」から「データベース一覧」をクリックします。

データベース一覧。設定したいデータベース名をクリックします。
データベース一覧。設定したいデータベース名をクリックします。
2

設定したいデータベース名をクリックし、タグ設定 タブを開きます。

データベース詳細画面。「タグ設定」タブをクリックします。
データベース詳細画面。「タグ設定」タブをクリックします。
⚠️ 「タグ設定」タブが見つからない場合は、先にサンプルファイルを登録してくださいタグ設定タブは、サンプルファイルを1つ以上登録すると表示されます。データベースを作成した直後は「基本情報」「ユーザー一覧」「削除予約」の3つしか表示されません。サンプルファイルの登録を先に済ませてください。

🏷タグを追加する

タグは「タグ名」「説明」「プロンプト」の3つを入力して作成します。3つはそれぞれ役割が違うので、次の表を目安に書き分けてください。

項目役割書き方の目安
タグ名検索画面で絞り込み項目の名前として表示されます業務で実際に使っている呼び方に合わせ、短くします
説明人が見るための定義であると同時に、AIがプロンプトを自動生成するときの材料にもなりますタグ名だけでは伝わらない対象範囲を1文で書きます
プロンプトAIに対する抽出の指示です何をどう抜き出すか、具体的な観点を箇条書きで書きます
💡 「説明」は必ず埋めてください説明は人が読むためだけのものではありません。プロンプト欄の ✨ AIレコメンド は、「タグ名」と「説明」を材料にしてプロンプト文を組み立てます。説明が薄いと、生成されるプロンプトも薄くなります。ここを丁寧に書いておくと、あとの作業がぐっと楽になります。
1

タグテーブルの下にある + 追加 をクリックします。

画面の右側からタグ設定パネルが開きます。タグは1つのデータベースにつき10個まで登録できます。

タグ設定タブ。「+ 追加」からタグを新規作成します。タグは検索画面の「フィルタ」になります。
タグ設定タブ。「+ 追加」からタグを新規作成します。タグは検索画面の「フィルタ」になります。
2

「タグ名」と「説明」を入力します。

項目入力例
タグ名シーン
説明労働におけるヒヤリハットのシーン
タグ設定パネルの進め方。①タグ名 →②説明 →③AIレコメンドでプロンプト生成 →④タグ設定を反映(この例のタグ名は「回路名」)。
タグ設定パネルの進め方。①タグ名 →②説明 →③AIレコメンドでプロンプト生成 →④タグ設定を反映(この例のタグ名は「回路名」)。
タグ名「シーン」を登録した例。タグ名・説明・プロンプトはいずれも必須項目です。
タグ名「シーン」を登録した例。タグ名・説明・プロンプトはいずれも必須項目です。
💡 タグ名は、そのまま検索画面の入力項目名になりますここで付けたタグ名が、利用者の検索画面で絞り込みフォームの項目名として並びます。利用者が見て意味が分かる、業務で実際に使っている呼び方にしてください。
利用者の検索画面。上で登録したタグ名「シーン」「道具名、治具名、フォークリフトなど」が、そのまま入力項目として並びます。
利用者の検索画面。上で登録したタグ名「シーン」「道具名、治具名、フォークリフトなど」が、そのまま入力項目として並びます。
3

「プロンプト」に抽出の指示を入力します。

「何を探してほしいか」を具体的に書くのがコツです。抽象的な指示だと、抽出される内容が毎回変わってしまいます。

✕ 避けたい書き方(抽象的すぎる)
ヒヤリハットに関する情報を抽出してください。

これでは「何を探すのか」がAIに伝わらないため、ファイルごとに違う粒度の答えが返ってきます。次の型に当てはめて、観点を箇条書きにしてください。

プロンプトの型
【抽出したいもの】を抽出するために、以下の情報を探してください:

1. (観点1)
2. (観点2)
3. (観点3)

これらの情報をもとに、【抽出したいもの】を特定してください。
入力例(タグ名:シーン)
労働におけるヒヤリハットのシーンを抽出するために、以下の情報を探してください:

1. 労働環境での危険を示す具体的な状況や行動。
2. 労働者が遭遇した危険な瞬間や事故の可能性がある場面。
3. 労働災害を防止するために行われた具体的な対策や注意喚起。
4. 労働者の安全を確保するためのルールや指導。
5. 労働者が危険を回避するために取るべき行動や注意点。

これらの情報をもとに、労働におけるヒヤリハットのシーンを特定してください。

よくあるNG例と、その直し方をまとめました。書いたプロンプトを見比べてみてください。

✕ NG例何が起きるか○ こう直す
ヒヤリハットに関する情報を抽出してください粒度が定まらず、長い文章が返ってきたり単語だけになったりします探してほしい観点を1.2.3.と箇条書きで具体的に書く
日付を抽出してください改訂履歴などの日付も拾ってしまいます「そのバージョンのドキュメントが作成された月だけを抽出(年と日は抽出しない)」と範囲を限定する
危険度を評価してください「やや高い」「中程度」など表現がばらつき、絞り込みに使えません「5段階スコア[1,2,3,4,5]で出力」と形式を指定する
社内用語は一般的な名称に変換してください変換後の言葉しか入らず、社内の言い方で検索した人がヒットしません「社内での呼び方と一般的な名称の両方を格納」と書く
💡 プロンプトが思いつかないときはプロンプト入力欄の下にある ✨ AIレコメンド をクリックすると、タグ名と説明をもとにAIが文章を作成してくれます。生成された内容には必ず目を通し、自社特有の用語や略称のルールを追記してください。
4

パネル右上の タグ設定を反映 をクリックします。

入力したタグが、左側のタグテーブルに行として追加されます。この時点ではまだ保存されていません。次の章に進んでください。

💾保存と、ファイルへの反映

ここがもっとも間違えやすいところです。ボタンが似ていて役割が違うため、順番と意味を押さえてください。

タグ設定タブにある3つのボタン

ボタン場所何が起きるかAIクレジット
タグ設定を反映タグ設定パネルの右上入力したタグを、左のタグテーブルに行として追加します消費しません
保存タグテーブルの右上テーブルに並んでいるタグ設定をデータベースに保存します消費しません
サンプルファイルのタグを更新タグテーブルの左上サンプルファイルに対してタグ付けをやり直します消費します

ファイル一覧タブにある1つのボタン

ボタン場所何が起きるかAIクレジット
すべてのファイルのタグを再抽出ファイル一覧タブの右上登録済みの全ファイルにタグ設定を反映します消費します

最後の1つだけ別のタブにあります。タグ設定タブで作業を終えたあと、ファイル一覧タブに移動して実行する、という流れになります。

⚠️ 保存しただけでは、ファイルのタグは変わりません「保存」はあくまで設定を保存する操作です。すでに登録されているファイルに新しいタグ設定を行き渡らせるには、そのあとで「サンプルファイルのタグを更新」または「すべてのファイルのタグを再抽出」を実行する必要があります。

タグ状態がどう変わるか

どの操作をすると、どのファイルのタグ状態が「最新」に変わるのかを整理すると、次のようになります。

操作したあとの状態サンプルファイルのタグ状態ファイル一覧のタグ状態
タグ設定を保存しただけタグ設定未反映タグ設定未反映
+「サンプルファイルのタグを更新」を実行最新タグ設定未反映
+「すべてのファイルのタグを再抽出」を実行最新最新

手順

1

タグテーブル上部の サンプルファイルのタグを更新 をクリックします。

サンプルファイルに対してタグ付けを実行し、結果を確かめます。ここで結果を見てからプロンプトを直すと、やり直しが最小限で済みます。

「サンプルファイルのタグを更新」で抽出をやり直します。
「サンプルファイルのタグを更新」で抽出をやり直します。
2

テーブル右側の列に表示された抽出結果を確認します。

プロンプト列の右にある列が、抽出結果の列です。列名はサンプルファイルのファイル名になっています。下の画面では「TR-2024-018_冷却…」がサンプルファイル名で、その下に並ぶ値が、そのファイルから抽出された結果です。

「TR-2024-018_冷却…」の列がサンプルファイルの抽出結果です。
「TR-2024-018_冷却…」の列がサンプルファイルの抽出結果です。

この例では、次のように抽出されています。

タグ名抽出された値
タイプ過去トラブル報告書
作成日(年)2024
作成期(1Q,2Q,3Q,4Q)2Q
施設種類発電所
設備種別冷却水循環ポンプ
機器IDHGM-PMP-CW-02
💡 サンプルファイルが複数あるときは列が増えますサンプルファイルは3つまで登録できます。登録した数だけ列が増え、同じプロンプトでファイルごとにどう結果が変わるかを見比べられます。様式の違う資料を1つ混ぜておくと、プロンプトの弱点が見つけやすくなります。
💡 期待した値が出ないときはプロンプトを次の観点で見直し、もう一度「サンプルファイルのタグを更新」を実行してください。
  • 観点が足りていない → 探してほしい情報を箇条書きで追加する
  • 表記が揃わない → 「自査部 → 自動車損害査定部」のように変換の例を書き添える
  • 余計な値が入る → 「〜は含めない」と除外条件を書く
  • 形式がばらつく → 出力してほしい形式を明記する
3

納得できたら、タグテーブル右上の 保存 をクリックします。

設定をやり直したい場合は、隣の タグを元に戻す をクリックします。保存する前の状態に戻り、削除したタグも復活します。

必要な項目を追加したら「保存」をクリックします。
必要な項目を追加したら「保存」をクリックします。
タグテーブル右上の「保存」で設定を確定します。
タグテーブル右上の「保存」で設定を確定します。
⚠️ 保存せずに画面を移動すると、設定はやり直しになりますタグを追加・編集したあと、保存しないまま別のタブや画面に移動すると入力内容は失われます。作業が一区切りついたら、こまめに保存してください。
4

すでに登録済みの資料にも反映する場合は、ファイル一覧 タブの すべてのファイルのタグを再抽出 をクリックします。

実行中は「タグ再抽出の実行中です」と表示されます。完了するとタグ状態が「最新」に変わります。

再抽出の実行中。完了するとタグ状態が「最新」になります。
再抽出の実行中。完了するとタグ状態が「最新」になります。
💡 1ファイルだけ反映したいときはファイル一覧でファイル名をクリックし、基本情報タブに表示される 最新のタグ設定で再抽出 をクリックすると、そのファイルだけ反映できます。
ファイル個別の再抽出ボタン。
ファイル個別の再抽出ボタン。
⚠️ 再抽出はAIクレジットを消費します登録済みの全ファイルに対してタグ付けをやり直すため、ファイル数が多いほどAIクレジットを消費します。実行前に利用状況確認で残量をご確認ください。

📐タグ設計の考え方 — 業務から逆算する

どんなタグを作るべきかは、技術的な話ではなく業務設計の話です。「人がどうやって資料を探しているか」から逆算すると、必要なタグが決まります。

タグ設計は、次の順番で降ろしていきます。技術から入るのではなく、必ず業務の側から始めてください。

考えること例
① 業務ユースケースこの資料を使って、どんな仕事をしたいか「過去に起きた似たトラブルを、年式別に確認したい」
② 絞り込み軸の特定その仕事のとき、人はどんな順番で絞り込んでいるか製品番号 → 年式 → 不具合カテゴリ → 部門
③ タグの設計②の軸を、すべての資料に付けられる形にする製品番号/年式/不具合カテゴリ/担当部門をタグにする
④ プロンプトの作成各タグをどうやって資料から抜き出すか指示する「本文から製品番号を抽出してください」
💡 タグは10個まで。だからこそ選び方が大事です1つのデータベースに設定できるタグは10個までです。「あったら便利かも」で埋めるのではなく、②で洗い出した絞り込み軸のうち、実際によく使うものから順に割り当ててください。まずは3〜5個で始めて、運用しながら足していくのがおすすめです。

✍️タイプ別のプロンプト例

マップAIで作れるタグは、いくつかのタイプに分けられます。目的に合わせて書き方を変えてください。

① キーワード抽出 — 文中の特定の情報をそのまま抜き出す

証券番号、製品番号、管理番号など、資料に書かれている値をそのまま取り出したいときに使います。

プロンプト例(タグ名:証券番号)
本文から該当する証券番号を抽出してください。

② 名寄せ — 表記のゆれをまとめる(ただし呼び方は全部残す)

同じものが略称や旧称で書かれている場合に、対応づけをします。ここでもっとも大事なのは、片方に変換してしまわないことです。

⚠️ 「正式名称に統一」は、実は落とし穴です「自査部 → 自動車損害査定部」のように一方向に変換すると、タグには正式名称しか入りません。すると現場の方が「自査部」で検索してもヒットしなくなります。検索に使われうる呼び方は、すべてタグに入れておくのが原則です。一方向に変換していいのは「その言葉で検索されることが絶対にない」と言い切れる場合だけです。
✕ 避けたい書き方(片方だけになる)
本文から担当部署を抽出してください。ただし略称で記載されている部署もあるため、略称ではない正式名称で抽出すること。
例)自査部 → 自動車損害査定部
○ おすすめの書き方(略称と正式名称の両方を残す)
本文から担当部署を抽出してください。
略称で記載されている場合は、略称と正式名称の両方を並べて格納してください。
どちらの言葉で検索してもたどり着けるようにするためです。
例)本文に「自査部」とある場合 → 自査部、自動車損害査定部
例)本文に「品保」とある場合 → 品保、品質保証部

③ カテゴリ分類 — 内容に応じて決まった値を割り当てる

金額や件数などに応じて、決められた区分に振り分けます。境界値を明確に書くことで結果が安定します。

プロンプト例(タグ名:最終支払見積カテゴリ)
本文から最終支払い見積の金額を抽出し、金額の大きさに応じて以下のカテゴリ値を付与してください。
A: 0以上 - 500,000未満
B: 500,000以上 - 1,000,000未満
C: 1,000,000以上

④ スコアリング分析 — 度合いを段階で評価する

直接書かれていない「程度」を推定して、段階的な数値にします。スコアの意味を明記すると、ばらつきを抑えられます。

プロンプト例(タグ名:被保険者感情ペインスコア)
当該事故における被保険者の感情ペインの度合いを推定し、5段階スコア[1,2,3,4,5]で出力しなさい。スコアが高いほどメンタルが傷ついていたり、感情が高ぶっている可能性が高いものとする。

⑤ 推論 — 書かれていない情報を導き出す

資料に直接書かれていなくても、別の情報から導ける項目を補完します。

プロンプト例(タグ名:事故発生曜日)
事故が発生した年月日から曜日を推定して曜日を格納してください。

⑥ 日付・時期の抽出 — 「いつの資料か」で絞り込めるようにする

資料が古いか新しいかは、探すときの重要な手がかりです。作成年・作成月・上期/下期などをタグにしておくと、「2024年の資料だけ」「今期に作られたものだけ」といった絞り込みができるようになります。

ポイントは2つあります。ひとつは抽出する範囲を限定すること(年・月・日のうちどれが欲しいのかを明示する)。もうひとつはどのバージョンの日付を見てほしいかを一言添えることです。

💡 資料の中に前の版の日付が残っていても大丈夫です改訂履歴などで複数の日付が書かれている資料はよくあります。その場合も「そのバージョンのドキュメントが作成された月」のようにどれを見てほしいかを書き添えるだけで、AIは正しく拾えます。この一言があるかないかで、取り違え(ハルシネーション)はぐっと減ります。
プロンプト例(タグ名:作成月)
そのバージョンのドキュメントが作成された月を抽出してください。
前版などの情報が書いてある場合もあるが惑わされないように注意してください。
また、年や日は抽出せず月だけにすること
例)2025年10月1日→10
例)2025年9月15日→9
「作成月」タグの設定例。サンプルファイルからは「6」が抽出されています。
「作成月」タグの設定例。サンプルファイルからは「6」が抽出されています。

上期・下期のように、会社の区切りに合わせて変換することもできます。

プロンプト例(タグ名:作成期(上期or下期))
そのバージョンのドキュメントが作成された日が上期・下期どちらなのか抽出してください。
前版などの情報が書いてある場合もあるが惑わされないように注意してください。
上期:4月~9月
下期:10月~3月
例)2025年6月1日→上期
例)2025年10月15日→下期
「作成期」タグの設定例。日付から上期・下期に変換して格納されます。
「作成期」タグの設定例。日付から上期・下期に変換して格納されます。

四半期(1Q〜4Q)で区切ることもできます。

プロンプト例(タグ名:作成期(1Q,2Q,3Q,4Q))
以下の情報を抽出してください:報告書の作成日から四半期を特定し、1Q, 2Q, 3Q, 4Q のいずれかで格納してください。
1Q:4月~6月/2Q:7月~9月/3Q:10月~12月/4Q:1月~3月
前版などの日付が書いてある場合もあるため、そのバージョンの作成日を見てください。
例)2024年8月10日→2Q

⑦ 社内用語 — 社内の言い方でも一般的な言い方でも探せるようにする

②の名寄せと考え方は同じですが、こちらは社内でしか通じない独自の呼び方が対象です。そのままだと一般的な言葉で検索したときに見つからず、一般的な名称に変換してしまうと今度は社内の言い方で検索したときに見つからなくなります。

⚠️ 片方に「変換」してしまうと、もう片方で探せなくなります「ハコ → 筐体」のように一方向に変換すると、タグには「筐体」しか入りません。現場の方が「ハコ」で検索しても一致しなくなってしまいます。どちらの言葉でもたどり着けるようにするには、変換前と変換後の両方をタグに入れます。
✕ 避けたい書き方(片方だけになる)
本文から製品カテゴリを抽出してください。
社内では以下の呼び方をしているため、一般的な名称に変換して格納すること。
例)ハコ → 筐体
○ おすすめの書き方(両方を残す)
本文から製品カテゴリを抽出してください。
社内独自の呼び方が使われている場合は、社内での呼び方と一般的な名称の<両方>を並べて格納してください。どちらの言葉で検索してもたどり着けるようにするためです。
例)本文に「ハコ」とある場合 → ハコ、筐体
例)本文に「アカ資料」とある場合 → アカ資料、社外秘資料
例)本文に「二課案件」とある場合 → 二課案件、製造2課の案件
💡 社内用語の棚卸しは早めにこの対応表は、現場の方に聞かないと出てきません。タグ設計の段階で「この資料の中で、社内でしか通じない言葉はどれか」を洗い出しておくと、あとから精度を上げる作業がぐっと楽になります。

共通のコツ — NG例とOK例

うまくいかないプロンプトには共通のパターンがあります。書いたプロンプトを次の表と見比べてみてください。

コツ✕ NG例○ OK例
観点を箇条書きで具体的に書くヒヤリハットに関する情報を抽出してくださいヒヤリハットのシーンを抽出するために、以下を探してください:1. 危険を示す具体的な状況や行動 2. 事故につながりかけた場面 3. 実施した対策
言い換えは必ず両方残す部署名を正式名称に変換して抽出してください。例)自査部 → 自動車損害査定部略称と正式名称の両方を並べて格納してください。例)自査部 → 自査部、自動車損害査定部
分類の例を添える金額の大きさでカテゴリを付けてくださいA: 0以上-500,000未満/B: 500,000以上-1,000,000未満/C: 1,000,000以上 のいずれかを付与してください
出力してほしい形式を明記する危険度を評価してください危険度を5段階スコア[1,2,3,4,5]で出力してください。5がもっとも危険とします
抽出する範囲を限定する作成日を抽出してください作成された月だけを抽出してください(年と日は抽出しない)。例)2025年10月1日→10
含めないものを書く回路名を抽出してください回路名を抽出してください。ただし前版の記載や参考文献に出てくる回路名は含めないでください
社内用語も両方残す社内用語は一般的な名称に変換して格納してください社内での呼び方と一般的な名称の両方を並べて格納してください。例)ハコ → ハコ、筐体
💡 迷ったときの原則はひとつです「その言葉で検索する人がいるなら、タグに入れておく」。名寄せも社内用語も、突き詰めるとこれだけです。変換して片方を捨てると、捨てた側で検索した人が資料にたどり着けなくなります。

✨AIにタグを作ってもらう(AIタグアシスト)

どんなタグを作ればよいか分からないときは、AIタグアシストを使うと、データベースの目的から必要なタグを一括で生成できます。

機能場所できること
AIタグアシストタグ設定タブの下部入力した「データベースの目的」から、タグを一括生成します
AIレコメンド(アシスト内)AIタグアシストの左下データベースの目的の文章を自動で作成します
AIレコメンド(タグ設定パネル内)プロンプト欄の下タグ名と説明をもとに、そのタグのプロンプト文を自動で作成します
1

画面下部の ✨ AIタグアシスト をクリックします。

ふだんは折りたたまれています。クリックすると入力欄が開きます。

タグ設定タブの下部にある「AIタグアシスト」。
タグ設定タブの下部にある「AIタグアシスト」。
クリックすると入力欄が開きます。
クリックすると入力欄が開きます。
2

入力欄に「このデータベースの目的」を書きます。

ここに書くのは、欲しいタグの説明ではなく、データベース全体の目的です。この目的をもとに、AIが必要なタグを考えます。自分で書いてもかまいませんが、✨ AIレコメンド を押すとAIが文章を作ってくれます。

AIレコメンドを押すと、データベースの目的の文章が自動で入ります。
AIレコメンドを押すと、データベースの目的の文章が自動で入ります。
AIレコメンドで生成された文章の例
このデータベースの目的は、AI活用の方針策定・PoC並走、AI人材育成、分析エージェント導入と現場推進、コーディングエージェント導入とAIエンジニア育成といった弊社の各種伴走支援事例を体系的に蓄積し、共有・再利用可能な形で管理することです。これにより、業界別・テーマ別の成功パターンを社内で横展開し、新規プロジェクトの提案や推進に活かしやすくすることを目指しています。
⚠️ 入力欄は必須です空のまま「タグを生成」を押すと、枠が赤くなり「入力必須項目です」と表示され、生成されません。
空のまま生成しようとしたときのエラー表示。
空のまま生成しようとしたときのエラー表示。
3

✨ タグを生成 をクリックします。

生成されたタグは候補として選ぶのではなく、タグテーブルにそのまま追加されます。すでに登録してあるタグは消えず、そのあとに続けて追加されます。

「タグを生成」を実行した直後。既存の1件に続けて、9件のタグが自動で追加されました。
「タグを生成」を実行した直後。既存の1件に続けて、9件のタグが自動で追加されました。

上の例では、次のようなタグが一度に作られました。タグ名・説明・プロンプトのすべてが入った状態で追加されます。

  • 案件分類/支援フェーズ/支援対象部門/業界・業種/クライアント企業名
  • 伴走のゴール/実施施策一覧/成果・効果/知識・フレームワーク
💡 生成される数は、上限の10個までAIが判断しますタグの上限が10個のため、生成されるのも最大10個です。何個作るかはAIが内容から判断します。実際に絞り込みに使わないタグは、保存 する前に不要な行を削除しておくのがおすすめです。
⚠️ すでにタグが10個あると実行できませんタグが10個に達していると、「AIタグアシスト」自体がグレーアウトして押せません(「+ 追加」も同時に押せなくなります)。使っていないタグを削除してからお試しください。
4

内容を確認し、必要なら手直しして 保存 します。

⚠️ 生成された内容は必ず確認してくださいAIが作ったタグとプロンプトは、そのまま使えることもあれば、社内特有の事情が抜けていることもあります。特に次の3点は必ず目を通してください。
  • 自社でしか通じない用語・略称が考慮されているか
  • カテゴリ分類の境界値が、業務の実態と合っているか
  • 機密区分など、社外に出せない情報の扱いが適切か

⚙️タグテーブルの機能

タグ一覧の画面にある各要素の意味です。番号は下の画面の位置に対応しています。

タグ設定タブの画面。①〜⑫が下の表の項目に対応します。
タグ設定タブの画面。①〜⑫が下の表の項目に対応します。
要素説明
①指マーク(⠿)上下にドラッグすると、その行の順番を入れ替えられます
②固定(トグル)ONにすると、AIタグアシストでタグを生成してもこの行が上書きされません
③#(番号)並び順の番号です。並べ替えると振り直されます
④タグ名検索画面の絞り込み項目の名前になります
⑤説明人が読むための定義。AIレコメンドがプロンプトを作る材料にもなります
⑥プロンプトAIへの抽出の指示です
⑦抽出結果の列列名がサンプルファイル名。その下にファイルから抽出された値が並びます
⑧削除(ゴミ箱)その行のタグを削除します。保存前なら「タグを元に戻す」で復活できます
⑨サンプルファイルのタグを更新サンプルファイルに対してタグ付けをやり直します(AIクレジットを消費します)
⑩タグを元に戻す保存する前の状態に戻します。削除した行も復活します
⑪保存設定を確定します。AIクレジットは消費しません
⑫+ 追加タグを新規作成します。10個に達すると押せなくなります

要素ごとの詳しい説明

要素説明
固定(トグル)ONにすると、AIタグアシストでタグを生成しても、その行が上書きされません。手で作り込んだタグを守るための機能です。OFFのまま生成すると、その行のタグ名・説明・プロンプトが書き換わることがあります。
#(並び順)行の左端の指マークをドラッグすると並べ替えられ、番号が振り直されます。影響するのは見た目だけで、抽出処理や検索結果には影響しません。
サンプルファイルのタグを更新サンプルファイルに対してタグ付けをやり直し、結果を確認します。AIクレジットを消費します。
タグを元に戻す保存する前の状態に戻します。削除したタグも復活します。
保存設定を確定します。AIクレジットは消費しません。
削除(ゴミ箱)その行のタグを削除します。保存前であれば「タグを元に戻す」で復活できます。
指マークをドラッグすると順番を入れ替えられます。入れ替えたあとも忘れずに保存してください。
指マークをドラッグすると順番を入れ替えられます。入れ替えたあとも忘れずに保存してください。

タグが10個になると、それ以上追加できません

タグは1つのデータベースにつき10個までです。10個に達すると、「+ 追加」と「AIタグアシスト」の両方がグレーアウトして押せなくなります。新しいタグを入れたい場合は、使っていないタグを削除してから追加してください。

タグが10個の状態。「+ 追加」と「AIタグアシスト」がどちらも押せなくなります。
タグが10個の状態。「+ 追加」と「AIタグアシスト」がどちらも押せなくなります。

並び順は「利用者の検索フォームの並び」になります

タグテーブルの並び順は、利用者の検索画面に表示される絞り込み項目の並び順に反映されます。よく使う条件を上に置いておくと、利用者が入力しやすくなります。抽出の精度や検索結果には影響しません。

タグを削除・変更したときの影響

操作既存ファイルへの影響
タグを削除して保存したそのタグに入っていた値は消えます。すべてのタグを削除するとファイル一覧の表示も消えますが、あらためてタグを登録すればファイル自体は消えずに再び表示されます。
タグ名だけを変更した付与済みの値はそのまま残ります。ファイル詳細の「タグ情報」に表示される項目名と、検索画面の項目名が変わるだけです。
プロンプトだけを変更した既存ファイルのタグ状態が「タグ設定未反映」に変わります。再抽出を実行するまで、値は前のままです。
💡 運用中の名称変更は安全ですタグ名の変更で値が消えることはありません。利用者から「この項目名だと分かりにくい」と言われたら、遠慮なく変更してください。

はじめてタグ設定を保存すると、画面が変わります

最初のタグ設定を保存すると、次の2つが同時に起きます。

タグ設定を保存した後の基本情報タブ。タブが増え、状態が「利用中」になります。
タグ設定を保存した後の基本情報タブ。タブが増え、状態が「利用中」になります。

✏️ファイルごとにタグを手直しする

自動で付いたタグが期待どおりでないとき、そのファイルだけ手で直すことができます。

ファイル一覧でファイル名をクリックし、タグ情報 タブを開くと、そのファイルに付いているタグの値が一覧で表示されます。不要な値は×で削除でき、足したい値は入力して追加できます。編集したら タグ変更を保存 をクリックします。

やりたいこと方法AIクレジット
特定の1ファイルだけ値を直したいファイル一覧 › ファイル名 › タグ情報 で手動修正消費しません
特定の1ファイルだけタグを付け直したいファイル一覧 › ファイル名 › 基本情報 › 「最新のタグ設定で再抽出」消費します
多くのファイルで同じ間違いが起きているプロンプトを直して「すべてのファイルのタグを再抽出」消費します
権限が「アップロード」「閲覧」の場合は、値は見られますが「タグ変更を保存」が押せません。
権限が「アップロード」「閲覧」の場合は、値は見られますが「タグ変更を保存」が押せません。
💡 手動修正の値も検索に使えます手で追加したタグの値も、自動抽出された値と同じように検索の絞り込みに使えます。「管理番号」のように資料に書かれていない情報を、あとから人が補うといった使い方もできます。
⚠️ 再抽出すると手動修正は上書きされますそのファイルに対して「最新のタグ設定で再抽出」や「すべてのファイルのタグを再抽出」を実行すると、AIが付け直した値に置き換わります。手で直した内容を残したい場合はご注意ください。

タグ情報に入れられる文字数

ファイルごとのタグ情報は、個数ではなく文字数で管理されています(600文字)。入力欄の下に「残り○文字」と表示されるので、そちらを目安にしてください。どの欄の下にも同じ残数が表示されるため、そのファイル全体で600文字と考えてください。

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